2015年12月6日日曜日

新築マンションを契約する前に重要事項説明書を事前に読む理由


契約時には「重要事項説明書」を販売会社の方が読み上げます。

この重要事項説明書こそが、周辺環境に関して理解できるまさに重要な説明書なのです。

特に「特記事項」については、よく読み込むことです。

重要事項説明書は基本的には各販売会社がフォーマットを利用して作成しています。しかしながら、特記事項については個別性を反映した事項が記載されているのです。

例えば、
「現時点において、当マンションの西側50mに○○マンションの建築計画があります」
とか、

「隣接地に所在する住宅の屋根の一部が本マンション敷地内に越境しています。当該越境に関しては別途覚書を交わしています」とか、

「付近には○○食品工場が所在し、風向きによっては菓子製造に伴う匂いがする場合があります」とか

「本マンションの敷地の一部に高圧線が走行しています」とか

「マンション向かい側には○○商店街が立地しており、運営に伴いやむ得ないスピーカー音や音楽が流される場合もあります」とか「本マンションの道路を隔てた向かいには○○ビルが所在し、駐車場の出入りにブザー音がします」とか、事細かい説明がなされています。

そうして、このような説明文が多いほど、かえって信頼できる業者とも言えるのですが、業者としては、これらを事細かく書くことで後々のクレームを抑えるという目論見もあるようです。

 ですから、できれば契約する数日前に重要事項説明書の写しを入手し、十分に検討すると良いと思います。

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